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“One” BONNIE PINK

6月 14th, 2009

アルバムごとに表情がちょっとずつ違うBONNIE姐さんの新譜。R&Bだったりレイドバックしてたりしてた過去もあって、それぞれ魅力的なのだけど、今回はロック。とにかくギターの音が大きい。曲によっては下手すりゃ、ボーカルよりギターの方が存在感があるぐらい。

とは言っても生楽器だけのピュアロックというわけではなくて、端の方ではプログラムされた音がヒラヒラ舞い飛んでたりするわけですが。でもやっぱりロック。8曲目の「Rock You Till the Dawn」なんて痺れますよ。シンプルながら力強いギターと、大地を揺るがすリズムセクションが奏でる圧倒的なグルーヴ。その昔に、あまりの踊りっぷりの良さに、 Lenny Kravitz から楽屋に招待された伝説を持つBONNIE姐さんの面目躍如。格好良すぎます。

あと、ラスト近くの「Get On the Bus」が何とも言えず良い。 Jimi Hendrix meets BONNIE PINK とか言ってしまって良いですか。「Little Wing」を彷彿とさせるような優しく包容力のあるギターと、微かな憂いを湛えた歌声が郷愁を誘う。て言うか、この曲で締めるアルバム構成でも良かったんじゃないかな。

その他の印象としては、音像がいつもより近いかな。たぶんリバーブとか残響系の味付けが薄めなんじゃないかと。冒頭の「Won’t Let You Go」の出だしとか、目の前で演奏されてるみたいな印象を受けます。たぶん狙ってやってるんだろうなー。このあたりも、音響ヲタの気があるBONNIEちゃんらしい演出。

というわけで、久しぶりにBONNIEちゃんのやりたい放題にワガママ・こだわりを詰め込めた作品なんじゃないかと。そしておそらくは、彼女自身の核にあるロック的なものへと原点回帰。格好良いんだ、これが。

cesare 音楽

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