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音楽の世界へようこそ – 川本真琴

2月 21st, 2010

肩の力が抜けてリラックスしていて自然体。9年ぶりの新作に身構える必要は全然なかった。良い意味で拍子抜け。相変わらず、ちょっと変で、ちょっとキュート。なんだか、いつもと何も変わらない日常であるかのように「ただいまー」と家に帰ってきたみたい。だから、こう言って迎えてあげたい。「おかえりー」

リラックスしているように思えるのは、歌詞の情報量が減っているところに一因がありそう。かつての芸風だった、早口で畳みかけるような歌い方はされなくなって、のんびりマイペース。切迫して生き急いだところがなくなった分、余裕が出てきたみたい。

あと、「日本の原風景」みたいなものを感じさせる曲がちらほら。祭囃子風アレンジの「へんね」とか、その名も「縄文」なんて曲も。雑誌の対談で語っていたところによると、「縄文感」が感じられるものに惹かれるんだとか。ほとんど完成したアルバムをリリースして良いのかどうか迷ってた時期に出会った岡本太郎の世界にも縄文を感じて、そのあまりの縄文っぷりに吹っ切れたとのこと。ここで言う「縄文」というのは、「用途が分からなくて」「判明しないこと」らしい。そんな「よく分からない」ところを大切にすることで出来上がってきた表現なのかも。身近なところにある、ちょっとしたモノゴトを愛でるような。

とか言いつつ、細けえことはいいんだよw 9年の歳月を経ても変わってないどころか、ますます天然ぶりが研ぎ澄まされてきた川本真琴の世界に没入すべし。歌声も、ことばの選び方も、そして見た目も変わらずキュート。これからもこのまま変わらず、マイペースでいいので永く音楽を続けてほしいな。

音楽の世界へようこそ
音楽の世界へようこそ
posted with amazlet at 10.02.21
川本真琴 feat.TIGER FAKE FUR
(株)ディスクユニオン (2010-02-19)
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cesare 音楽

  1. シノ
    2月 22nd, 2010 at 11:51 | #1

    ほうー。はんなり、ほんのり、てところかな。
    年も重ねて、心の余裕が歌にのってる感じなのかね。

    前の生き急ぐ感じも聞きたかったけど
    女性ミュージシャンは特に、年と共にトゲが抜ける印象なんだよねぇ…
    アラニスもビョークも林檎もCoccoもYUKIもチャラも、他にも色々。

    いや、それは必然として、人生的にはいいことなんだけど。
    って私もだいぶ丸くなった気がするけどw

    年を重ねても尖ってる女… マドンナ?
    彼女は別次元かw

  2. cesare
    2月 22nd, 2010 at 19:11 | #2

    @シノ
    だねー。「はんなり」ってのが近い気がする。
    彼女、福井の出身らしいんだけど、隣の京都にも通じるようなまったり感が上手く表れてて、なんか和めたw

    個人的には、歳相応に丸くなるのは歓迎かな。表面的なところは丸くなりつつも、もっと深いところが研ぎ澄まされてると言うか。

    あと、マドンナは別世界の人だから。あのバイタリティから推測するに、きっと体内に原子炉か何か持ってるはずw

  3. kanamechari
    4月 27th, 2010 at 01:22 | #3

    坂道だんだん ウグイスー このアルバムのいいところは構成の妙って処。彼女は某雑誌の対談で否定したけど、それはただの謙遜。いわば昔のコンセプトアルバム。
    全部の曲で一つの謎かけになる。こわいほどすごいアルバム。はんなりっていうけど、陰にナイフを隠してる

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