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Avator 観てきた

1月 8th, 2010

映像美を観に行く映画。CG だからどうのとか、ストーリーが云々言うのは野暮ってものです。宙に浮かぶ島とか、大地を駆ける獣とか、空飛ぶドラゴンとかの RPG 的な幻想世界を、ハリウッドの資金力にモノを言わせて実現してみました、というアート作品。一部クラスターに所属してる人には、 Roger Dean 風の世界に足を踏み入れて旅するような感じ、と言えばピンとくるだろうか。世界に没入する意味でも、これから行く人はぜひ 3D で観られる劇場をお勧めします。

cesare 日記

Portraits – 村治佳織

12月 17th, 2009

寒空の下、村治佳織のコンサートを観に行ってきた。ランプとベンチが置かれたステージは落葉が敷きつめてあるという、12月らしい、美しくもちょっと儚い演出が。なんでも北欧の公園をイメージしたもので、ベンチには老夫婦が腰掛けて来し方を回想しているという設定なのだとか。

コンサートは「Merry Christmas Mr. Lawrence」からスタート。原曲も大好きなのだけど、ギターの音で聴くのも味わいがあって良い。ギターの方が、より枯れた印象。ステージの演出と相俟って、音に奥行きを深めているような感じ。他にも「Tears In Heaven」とか「In My Life」など、近年のスタンダードをギター用にアレンジした曲が多め。枯れた哀感を漂わせながらも、なんだか深いところで灯がともるような、心暖まるコンサートでありました。

ポートレイツ
ポートレイツ
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村治佳織
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cesare 読書

piano hacks: 上原ひろみ “Place To Be”

12月 15th, 2009

年の瀬の恒例になりつつある上原ひろみのライヴを今年も観に行く幸運に恵まれた。会場はサントリーホール。以前に観たのはバンドを引き連れての演奏だったが、今回はピアノソロで。中央にピアノが置かれているだけのステージ。最新作のアルバムカバーと同じ衣装で登場。「I Got Rhythm」でスタート。

クラシック向けのホールでピアノソロとは言いつつも、ひろみちゃんワールドは健在。むしろ、一人だけになって自由な空間が広くなったせいか、水を得た魚のように鍵盤上を縦横無尽に無邪気に奔放に駆け回る姿が圧倒的で、なんだか「凄い」を通り越して「微笑ましい」。迸る情熱は鍵盤の上だけでは飽き足らず、足で床を踏み鳴らしてみたり、歌ってみたり、時には腰を浮かせてピアノと格闘してみたり、肘で弾いてみたり。あるいは、弦を手で押さえてミュートしてみたり、弦をハープみたいに弾いてみたり、弦に置き物をしてハープシコードみたいな音を出してみたり。やりたい放題。

この手の演奏手法はあまり「お行儀がよくない」。かと言って、ダメな演奏かと言うとそうじゃない。本人の頭の中で鳴っている音を表現するのに「ピアノという鍵盤楽器」では足りないから、「弦楽器としてのピアノ」とか「打楽器としての床」までが総動員されるという感じ。

このあたり、プログラマーと言うか、良い意味での「ハッカー」を連想させるものがあるなー、とか思った。真面目な技術者なら「それは禁じ手だろ」というような黒魔術に平気で手を出すようなものか。でも、高度にハックされたコードが芸術と区別できないのと同様、足下の床からピアノの中の弦まで総動員して出来上がった音はなぜか美しかったりする。面倒だからとか、腕が足りてないがゆえに手を抜くために反則技を繰り出すのとはわけが違う。言いたいことを表現するためには、「お行儀良く」という枠の外へ逸脱するのも厭わないが故の「ピアノハック」。

それで何を表現しようとしているかと言うと、例えば「Choux A La Creme」の前置きで本人が語るに「シュークリームを頬張ったときの幸せ感とか、食べ終わってしまったときの切なさ」を表現しようとしたら壮大な一大音絵巻ができあがってしまうあたりが、やっぱりひろみちゃんワールド。でも、いろんな意味でリミッターが外れてる分、底抜けに楽しい。荘厳に始まったはずの「Pachelbel’s Canon」が、いつの間にかスイングしてるような遊び心が最高。コードも音楽も、こういうウィットがないとね。

プレイス・トゥ・ビー
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上原ひろみ 上原ひろみ feat.矢野顕子
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cesare 音楽

新宿高島屋のHMVが閉店らしい

12月 6th, 2009

買い物ついでに HMV に寄って、MJ のライヴ DVD を衝動買いするなどしてみたら、500円引きのクーポンをもらった。レジのおねーさんが何やら説明してたけどロクに聞いてなくて、家に帰ってから改めて見てみたら、「1/6で閉店」とか書いてあるわけですよ。ご愛顧感謝クーポンという位置づけらしい。

確かにここ最近、明らかに客足が減ってた。休日に覗いても閑散としてたり。あれ?大丈夫なのかな?とか思ってたら案の定、ということに。新宿駅南口から至近距離のタワレコはそれなりに賑わってたから、やっぱり立地条件が影響したのかな。甲州街道を渡って高島屋に入って、さらに 12F まで上がらないといけないというのは、ちょっと敷居が高いかも。

個人的には、この店には思い入れがあって。社会人になって東京に出てきた頃から頻繁に出入りしてる店舗なのですよ。会社が品川方面にで自宅は荻窪だったので、新宿には会社支給の定期券で遊びに行けた。ので、普段の買い物はだいたい新宿で間に合わせてた次第。HMVも、その頃からの付き合い。かれこれ 10 年以上。最盛期は週に1枚以上のペースで CD 買ってたっけ。ちなみに、 Flags のタワレコができたのは少し後の話。音楽業界が厳しい感じなのは気付いてたけど、行きつけの店が消えるのはちょっと寂しいな。

cesare 日記

Port Of Notes を観てきた

11月 28th, 2009

間違えて漫談を見にきてしまったかと思いましたですw なんか、いつに増して喋りが長いこと。何やら、気仙沼方面の合いの手がエロいという話から、NY は SoHo までレコーディングに行ったついでにプロデューサーの Jesse Harris の豪邸に連れて行ってもらったは良いけど、車のホイールキャップがとれたままだったという話あり、 同じく Jesse の、わずか 8 小節のギターソロを 10 テイクぐらい撮り直した話あり、挙げ句の果てには、ツアーで訪れた沖縄でメンバー + 古い友人の3人がそれぞれ順番にチャック全開になっていた件とか。漫談のついでに曲を聴けるようなライヴでございました。

あ、曲の方も良かったですよ、ええ。なんていうか、円熟してきたような感じ。美由紀姐さんの声、低音域が艶っぽく響くようになってて妖しさを増しておりました。とか言いつつも、ステージ衣装がノースリーブ + 膝が見えるぐらいのスカートという若々しいお姿。このギャップは何だw 前回のツアーでは豪華バンドメンバーを率いていたのとは打って変わって、今回はアコーステックギターとパーカッションの2人を加えただけのシンプルな構成で。音の隙間が増えた分、 DSK 氏のギターがいつもより多彩になってたのと、歌がより綺麗に響くようになったようにも思えた。デビュー当時にインストアライヴで聴いた時の感じに似てるような気もした。漫談でおバカな話を繰り広げて大笑いしつつ、曲が始まると一転してしっとり丁寧に聴かせる空気にスイッチが切り替わるあたりが流石と言うか。

と言うか、彼らは今後この芸風で行くんでせうか? いろんな意味で期待したい。

Luminous Halo(ルミナス・ヘイロー)〜燦然と輝く光彩〜
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cesare 音楽

San Francisco 行きの機内から写真を撮る

11月 25th, 2009

タイトル通り、主に機内から外の様子を撮りたい人向け。て言うか、将来の自分用メモ :p

San Francisco とか、US 西海岸行きの飛行機はたいがい、日本を夕方に出発して、現地の午前中に着くようなスケジュールになってるらしい。ちゃんと調べたわけじゃないので、例外はあるのかも知れないけど。窓側の席を確保して、窓から外を撮影したい場合は、客室前方から席に向かって右側列の窓側席を狙うと良い。こちら側だと、西海岸沿いを飛んでいる早朝の時間帯には東側の空が見える。つまり、太陽が昇ってくる方角を望めるわけ。経験値が少ないので推測だが、おそらく陸側はなくて海側の上空を飛ぶように決まっていそうな気がする。海側を飛ぶということは、こちら側の窓から外を覗くと、海岸線が見える可能性がある、というのもポイント。

参考までに、こんな感じの世界が見えます。

dawn, heading for San Francisco

ちなみに、San Francisco 行きの便だと、これを撮った時間帯がちょうど機内食が出る頃だった。なので、機内の照明がつけられて、外より機内の方が明るい。何も考えずに外へレンズを向けて撮ると、窓に機内の様子が映り込んでしまう。これを防ぐには、予め毛布を確保しておくのが吉。窓を毛布で遮りつつ、レンズを窓に寄せてシャッターを切る。周囲の乗客とか CA の注意を惹くことは必至だが、そんなことを気にしてはいけない :p

上で紹介した写真は、かなり明るくなってきてからのものだけど、夜明け前から徐々に明るくなっていく過程が見られます。最初は真っ暗だったのが、徐々に蒼くなっていって、日が昇る前後は、空が真っ青で地上が真っ赤に染まるという絶景。西海岸行きの便は、この景色を眺めるだけでも窓際席を確保する価値あり。とか言いつつ、この景色って必ず見られるのかな?個人的な経験がまだ一度しかないので、ちょっと怪しい^^; でも狙ってみる価値は充分にあると思う。

あと、最後に見られる絶景が、San Francisco 市内を上空から一望する景色。ダウンタウン界隈が箱庭みたいに望めて、ちょっと感動します。残念なことに、これが見える時間帯は着陸態勢に入っているので、電子機器類を使うのは御法度。良き乗客でいるためには、デジカメでの撮影は自粛すべき。なので、この景色を記録に残したい場合は、電子回路を一切使わないような、機械式の銀塩カメラを持っていくのが必須になりそう。昔の Leica とか欲しいなー。

ついでに補足しておくと、上で紹介した写真の焦点距離は 35mm 換算で 35mm ぐらいらしい。おそらく、これより画角の広いレンズを使うと、窓枠が写ってしまいそうな気がする。単焦点レンズを持ち込む場合は、あまり広角すぎないものが良いと思われます。

以上、自分用メモですが、何かの参考になれば幸いです :)

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RubyConf 参戦

11月 24th, 2009

RubyConf に参加してきた。会場は San Francisco 郊外のホテルにて。RubyKaigi の時と違って、英語圏のカンファレンスに飛び込むことに。英語のプレゼンテーションとか、ちゃんと聞けるかな?と一抹の不安もあったものの、そこはどうにかなった感じ。思い切って参加してみて良かった。

印象に残ったセッションは、Aaron Patterson の「Worst. Ideas. Ever」。 一見してくだらなそうに思えることに全力で取組んでみた結果を、徹底的に笑いに昇華してしまうあたりに脱帽。真面目路線で行けば論文にもできそうな内容を、敢えてコメディ風に演出してみせるあたりが楽しかった。Ruby から PHP を呼び出せるようにした挙げ句に、Rails からも使えるようにした「Phuby on Rhails」が秀逸。日本人的に言うと「才能の無駄遣い」タグが付くレベルだ。動画がアップロードされたら、チェックしてみることをお勧めします。

Lightning Talks では、「g」を発表した @jugyo 氏を推しておきたい。LTを見ていた限りで、一番笑いを取っていた。ある意味、一番美味しいところを持っていったんではなかろうか。シンプルな発表ながら、Rubyist 的にツボにハマるところを突いていたのが功を奏したのか、海外のブログとかにも紹介されていて愉快なことになっております。

感想としては、まず、参加してみて良かった、楽しかった、ということが一つ。海外の Rubyist 達と話したり、発表を聞いたりする機会は貴重です。国内だと RubyKaigi でそういう機会があるけれども、やはり「濃さ」が違うな、と。前述の Aaron の発表とかだと、RubyKaigi ではお目にかかれないような気がするし。

後は、もっとちゃんと英語圏の人達とディスカッションできるぐらいに話せるようにならないとな、という点。これは、英語で表現する力と、表現すべき内容との両方で。今後の課題。頑張らなきゃ。

ともあれ、また次回も参加したい。海外の人達の話を聞くのは、国内の人と話すのとはまた違った刺激があって面白い。そして、次はちゃんと海外の人達と対話したいな。

(2009.11.25追記)
Aaron に「Youtubeとかにプレゼンテーション上がってない?」と訊いてみたら、Phuby on Phails のデモ を教えてもらった。なんとなく感じは掴めると思うので、良かったらどうぞ。

cesare 日記

“Believe” Orianthi

11月 16th, 2009

MJ 最後のツアーに参加するはずだった Orianthi Panagaris のアルバム。「This is it」でも披露されていたギターの腕から、全編ギター弾き倒しの巻かと期待もしたけど、実際には歌モノ中心の由緒正しきアメリカン・ガールズ・ロックという佇まい。Avril Lavigne あたりに何となく似てるかも。でもやっぱり、一曲だけインストでギターを弾きまくりの曲が入ってるのはご愛嬌。

なんでも Santana とセッションしたらしいという逸話から、同じく Santana 繋がりの Michelle Branch に似てるような気がするなーと思って、久々にアルバム引っ張り出してきて聴き比べてみたら、ちょっと違ってた。Michelle の方は、ややアコースティック寄りな印象。Orianthi は、オーバードライヴ気味のギターリフ主導の、よりロックっぽい感じ。

「This is it」で世界中に存在を知らしめたことだし、次は師匠(?)の Santana とか、あるいは Jimi Hendrix みたいな、ギター弾き倒すついでに歌も入ってるぐらいの勢いのアルバムも聴いてみたいかな。いや、むしろ大御所ミュージシャンとコラボレーション渡り歩きで道場破り状態みたいな感じでも良いかも。ほら、同じく以前に MJ の御用ギタリストだった Jennifer Batten が、その後 Jeff Beck と共演してたみたいに。今後に期待。

Believe
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Orianthi
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cesare 音楽

粋な計らい

11月 14th, 2009

「This is it」を観た勢いで、旧譜を買ってみた。そしたら、レジのお兄さんが「特典が付きますので」と、一枚のポストカードをくれた。こんなの。

tribute to MJ

ちょっと Sony Music を見直した。

cesare 音楽

This is it

11月 12th, 2009

観てきた。観に行って良かった。格好良かった。泣けた。上映が終わった時に拍手がおきるぐらい。そりゃ、拍手も起きるさ。二度と生で見ることは叶わない、マイケル最後の勇姿。最後の最後まで妥協せず全力で、でもメンバーやスタッフへの配慮も忘れない、繊細で謙虚な King of POP の姿に心打たれた。

それにしても、彼の存在が及ぼした影響って凄いね。改めて、そう思った。冒頭、ツアーメンバーに選ばれたダンサーさん達のインタビューからスタートするのですよ。感極まって涙ぐんでる人もいるわけ。「朝起きたら、飯食う前からムーンウォークの練習してたんだ」なんて語ってる人もいるわけ。うんうん。解るよ。夢が叶ったって感じだよね。見てるこっちまで微笑ましいやら、自分のことのように嬉しいやら。

リハーサルの様子を見ていた感じ、彼にとっては、音楽が流れていて、それに合わせてステップを踏んだりポーズを決めたりするのが、ごく自然で当たり前のことなんだなー、と。むしろ、静止している方が不自然、みたいな。常に頭の中で音楽が鳴ってる人なんだと思う。バンドが演奏してなくても、軽く口ずさみながら体を動かすだけで周囲の空間が音楽で満たされる瞬間が何度もあった。バンドの演奏やパフォーマンスも、彼自身が放射する音楽を耳に聞こえて目に見える形式に変換するために存在してるんじゃないかと思えるぐらい。

でも、残念なことに、もう生では会えないんだよね。改めて、偉大な人物が去ったことを実感した。「Human Nature」お気に入りの曲なんですが。リハーサルの中盤、この曲の今の姿を観ることができて良かった。「Why, why…」のサビから抜けてイントロの印象的なシンセのリフに戻ってくる瞬間が大好き。聴いてて涙出てきた。一度で良いから、生で聴いてみたかったな、と改めてそう思った。

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cesare 音楽